菱餠(読み)ひしもち

精選版 日本国語大辞典 「菱餠」の意味・読み・例文・類語

ひし‐もち【菱餠】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 菱の実を粉にして作った餠。
  3. ひな祭りに供えるひし形の餠。紅・白・緑の三色のものを重ねる。ひしがたもち。ひしはなびら。《 季語・春 》
    1. 菱餠<b>②</b>〈守貞漫稿〉
      菱餠守貞漫稿
    2. [初出の実例]「白酒売の声春めきて、十軒店のわたりどよみ出せば、菱餠(ヒシモチ)のこしらへいそがしく」(出典談義本・風流志道軒伝(1763)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android