萎ゆ(読み)シナユ

デジタル大辞泉 「萎ゆ」の意味・読み・例文・類語

しな・ゆ【萎ゆ】

[動ヤ下二]しおれる。しぼむ。
「君に恋ひ―・えうらぶれ我が居れば秋風吹きて月傾きぬ」〈・二二九八〉

な・ゆ【萎ゆ】

[動ヤ下二]なえる」の文語形

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精選版 日本国語大辞典 「萎ゆ」の意味・読み・例文・類語

しな・ゆ【萎】

  1. 〘 自動詞 ヤ行下二段活用 〙 しぼむ。生気を失ってしおれる。→しなえうらぶる
    1. [初出の実例]「夏草の 思ひ思奈要(シナエ)て 偲ふらむ 妹が門見む 靡け此の山」(出典万葉集(8C後)二・一三一)

な・ゆ【萎】

  1. 〘 自動詞 ヤ行下二段活用 〙なえる(萎)

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