萎凋点(読み)いちょうてん(その他表記)wilting point

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「萎凋点」の意味・わかりやすい解説

萎凋点
いちょうてん
wilting point

土壌の水分供給速度が植物の蒸発散速度よりも小さくなると,植物は萎凋しはじめる。萎凋を現す初期状態を初期萎凋点といい,pF (土壌水分張力を水柱〈cm〉の対数として示したもの) 3.8 付近である。土壌水分張力がさらに高まると土壌は水分供給力を失い植物は枯死してしまう。この点の pF は 4.2 で永久萎凋点と呼ばれ,植物に対する有効水分上限を示す。 15 バール気圧水分ともいわれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む