落ち失せる(読み)おちうせる

精選版 日本国語大辞典 「落ち失せる」の意味・読み・例文・類語

おち‐う・せる【落失】

  1. 〘 自動詞 サ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]おちう・す 〘 自動詞 サ行下二段活用 〙
  2. 落ちて無くなる。
    1. [初出の実例]「亦、応天門の額打付て後、是を見るに、初の字の点、既に落失たり」(出典:今昔物語集(1120頃か)一一)
  3. 戦場から逃亡していなくなる。逃げ隠れる。
    1. [初出の実例]「軍におそれて下人(げにん)ども皆落うせたれば」(出典平家物語(13C前)八)
  4. 落ちて死ぬ。
    1. [初出の実例]「あなやと叫びて其手を執りぬ。二人は底知れぬ谷に墜ち失せたり」(出典:詩想(1898)〈国木田独歩〉二人の旅客)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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