応天門(読み)おうてんもん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

応天門
おうてんもん

平安京の宮城内八省院南面の正門。京の中央を南北に貫通する朱雀大路を北行して,宮城南面の朱雀門を入り,さらに北行 150mのところにある。桓武天皇のとき,唐制にならって創建。門額は空海の筆と伝えられる。貞観8 (866) 年応天門の変焼失,その後,再建されたという。

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百科事典マイペディアの解説

応天門【おうてんもん】

平安宮の正庁である朝堂院(ちょうどういん)に南面する門。平安宮正門である朱雀門(すざくもん)の奥に当たり,5間3戸の2層楼で東西に栖鳳(せいほう)・翔鸞(しょうらん)の両楼があった。今日の平安神宮の門はその縮尺模造。応天門の称は古来大伴(おおとも)氏が守衛したためで,大伴門ともいう。

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世界大百科事典 第2版の解説

おうてんもん【応天門】

平安宮の朝堂院の南にある朝集殿院の南門をいう。もともと大伴氏が守ったもので大伴門とも称された。平安宮の場合には,応天門の南には宮城十二門(宮城外郭にある)の一つである朱雀(すざく)門が別に存在した。ところが藤原宮の発掘成果では,朝集殿南方には宮城門(南面中央門)が一つしかないことが判明した。したがって,藤原宮南面中央門は応天門とは別個の朱雀門はなく,応天門(大伴門)とよばれた門が一つだけあった可能性がある。

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大辞林 第三版の解説

おうてんもん【応天門】

平安京大内裏朝堂院二十五門の一。南面の正門。東西に廊を配し、栖鳳せいほう・翔鸞しようらんの二楼に連なる。 → 大内裏

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