蒲生野村(読み)かもうのむら

日本歴史地名大系 「蒲生野村」の解説

蒲生野村
かもうのむら

[現在地名]下関大字蒲生野

現下関市の西部にあたり、竜王りゆうおう(六一三・九メートル)の南麓にある南北に長い山間の小村。西は富任とみとう福江ふくえ安岡やすおか、北は内日上うついかみ、東は小野おの、南は有富ありどみ綾羅木あやらぎの各村に接する。村のほぼ中央を友田ともだ川が南流し、途中に深坂みさか溜池がある。長府藩領で西豊浦郡前支配に属する。

慶長一五年(一六一〇)検地帳に「蒲生野村」とあり、総石高二七六石余、うち田二〇町余で二三一石余、畠八町余で三一石余、百姓屋敷三〇。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android