蒸攻(読み)むしぜめ

精選版 日本国語大辞典 「蒸攻」の意味・読み・例文・類語

むし‐ぜめ【蒸攻】

  1. 〘 名詞 〙 昔の戦略一つ。城などに立てこもった敵を攻める際、風上に火を揚げ、鬨(とき)をつくり、大軍が急に攻め寄せる勢を示して敵を疲れさせる攻撃法。
    1. [初出の実例]「敵不出ば、毎日も蒸攻にして、城中を疲労去程ならば」(出典:播州佐用軍記(1658‐61頃)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android