蒸攻(読み)むしぜめ

精選版 日本国語大辞典 「蒸攻」の意味・読み・例文・類語

むし‐ぜめ【蒸攻】

〘名〙 昔の戦略一つ。城などに立てこもった敵を攻める際、風上に火を揚げ、鬨(とき)をつくり、大軍が急に攻め寄せる勢を示して敵を疲れさせる攻撃法。
※播州佐用軍記(1658‐61頃)上「敵不出ば、毎日も蒸攻にして、城中を疲労去程ならば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android