蓄熱炉法(読み)チクネツロホウ

化学辞典 第2版 「蓄熱炉法」の解説

蓄熱炉法
チクネツロホウ
regenerative furnace process

低級炭化水素(メタンナフサ)の熱分解法の一つ.炉内に充填されたチェッカー(蓄熱れんが)を,あらかじめガス体燃料の燃焼によって加熱しておき,ここに原料炭化水素を吹き込んで熱分解させる方法.2基で1単位となり,交互に加熱,分解を切り換えて操作する.アセチレンエテンなどの製造に利用される.石油アセチレン製造法のウルフ(Wulf)法,コッパース(Koppers)法などはこの方法に属する.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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