蓮行(読み)れんぎょう

世界大百科事典(旧版)内の蓮行の言及

【東征絵伝】より

…奈良時代に,日本に律宗を伝え唐招提寺の開祖となった唐僧鑑真(がんじん)の事績を描いた絵巻。鎌倉時代における南都旧仏教復興の機運を背景として,1298年(永仁6)鎌倉極楽寺の開山忍性が六郎兵衛蓮行なる画工に描かせ,本山唐招提寺に施入したことが奥書や端書によって知られ,現在5巻本として唐招提寺に所蔵されている。内容は,奈良時代末779年(宝亀10)に淡海三船(おうみのみふね)が撰した《唐大和上(とうだいわじよう)東征伝》に基づき,鑑真の孫弟子豊安の《鑑真和上三異事》をも参照して,和文化した詞書に絵をつけたもの。…

※「蓮行」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む