蓼池村(読み)たでいけむら

日本歴史地名大系 「蓼池村」の解説

蓼池村
たでいけむら

[現在地名]三股町蓼池

西流する沖水おきみず川の北岸に位置し、対岸樺山かばやま村、東は餅原もちばる村。勝岡かつおかとも記される(日向国覚書・天保郷帳など)。「三俣院記」によれば、天文三年(一五三四)一月高城たかじよう(現高城町)が北郷氏領に転換した際に北郷氏は的野まとの八幡宮(現山之口町)に参詣し、祭田として「蓼池郷」五町を「国三」と名付けて寄進したと伝える。江戸時代の表高については、日向国覚書や寛文四年(一六六四)の諸県郡村高辻帳などに勝岡村とみえ、高一千二〇七石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android