蔵持村新田(読み)くらもちむらしんでん

日本歴史地名大系 「蔵持村新田」の解説

蔵持村新田
くらもちむらしんでん

[現在地名]石下町蔵持新田

蔵持村の西に所在。明治三年(一八七〇)四月一〇日の乍恐以書付奉願上候(長谷川家文書)に「当村ノ儀ハ元来古間木沼之内ニテ往古ヨリ御領所ニ有之、享保十四年御検地受ニテ」、また同二年正月二〇日と考えられる乍恐以書付奉願上候(同文書)に「当新田之儀ハ享保年中御開発ニテ高八拾八石三斗七升二合五勺、其頃ハ無民家ニ付、森川肥前守様御知行同郡蔵持村持添ニテ当新田御検地帳名寄帳野帳絵図面共同村名主源左衛門方ニテ預リ置候処、其後追々当新田地百姓家六軒出来田畑質地等モ相殖候ニ付、文政元年中本村兼帯相離レ」とあり、享保年間(一七一六―三六)いい沼開発と一連古間木ふるまぎ沼開発によってできた新田村で、同一四年に勘定奉行筧正鋪の検地を受けた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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