蕭森(読み)しょうしん

精選版 日本国語大辞典 「蕭森」の意味・読み・例文・類語

しょう‐しん セウ‥【蕭森】

〘形動タリ〙
樹木の多いさま。枝の長いさま。
※雲壑猿吟(1429頃)遊高雄寺次韻「清瀑滌襟時咽瀝、晴嵐吹面画蕭森
江戸繁昌記(1832‐36)初「大夫の松、君子の竹、雑木駢べ植ゑ、蕭森として林を成す」 〔張九齢‐郡舎南有園畦雑樹聊以永日詩〕
② ものさびしいさま。ものすごいさま。
暁鐘(1901)〈土井晩翠〉登高賦「天地蕭森の気を湛へて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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