出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
…写経のほかさまざまな文書に用いられたが,もともとは故人をしのんでその生前に使った紙を漉き返して写経に用いたことが始まりといわれる。また鎌倉時代以降,天皇の側近に仕える蔵人(くろうど)が天皇の意を奉じて出す綸旨(りんじ)のことを,〈薄墨の綸旨〉と呼ぶのは,綸旨の用紙に宿紙を用いたためである。綸旨に限らず,もともと宿紙はおもに宮中で使われたので,紙屋院(かみやいん)で多く漉かれ,後に紙屋紙(かみやがみ)といえば宿紙のことをさすほどになった。…
※「薄墨の綸旨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...