薄酒(読み)はくしゅ

精選版 日本国語大辞典 「薄酒」の意味・読み・例文・類語

はく‐しゅ【薄酒】

  1. 〘 名詞 〙 かおりや味のうすい酒。うすくてまずい酒。悪酒。また、人にすすめる酒をへりくだっていう語。うすざけ。〔譬喩尽(1786)〕
    1. [初出の実例]「薄酒(ハクシュ)を薦めまゐらせしに」(出典読本近世説美少年録(1829‐32)三)
    2. [その他の文献]〔蘇軾‐月夜与客飲杏花下詩〕

うす‐ざけ【薄酒】

  1. 〘 名詞 〙 味の薄い酒。下等な酒。
    1. [初出の実例]「醨は酒をしぼって後の薄酒也」(出典:古文真宝彦龍抄(1490頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android