薄金(読み)ウスガネ

デジタル大辞泉 「薄金」の意味・読み・例文・類語

うす‐がね【薄金】

薄い金属。
薄い鉄札てつざねで仕立てたよろい源氏八領の鎧一つが有名。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「薄金」の意味・読み・例文・類語

うす‐がね【薄金】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 厚さの少ない金属。うすかわ。〔羅葡日辞書(1595)〕
  3. 鎧の札(さね)を薄い板で製作したもの。
  4. うすがね(薄金)の鎧」の略。
    1. [初出の実例]「為義、〈略〉我が身は薄金をぞきたりける」(出典:保元物語(1220頃か)上)

うす‐きん【薄金】

  1. 〘 名詞 〙 銀の中に少量の金が含まれていること。また、そのもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android