薦野村(読み)こものむら

日本歴史地名大系 「薦野村」の解説

薦野村
こものむら

[現在地名]古賀市薦野

蒋野村とも書く(続風土記)西にし山の北西麓に位置し、南西米多比ねたび村、北は宗像郡舎利蔵しやりくら村・本木もとぎ(現福間町)鞍手くらて山口やまぐち村・犬鳴いぬなき(現若宮町)。米多比村とともに山間に孤立する(同書)。応永五年(一三九八)の恵通寺合戦における戦功により、七月二〇日に「米多比・薦野・薬王寺」は宗像大宮司(宗像氏経)に預けられた。しかし同一二年米多比・薦野・薬王寺の三氏は今後大宮司に属して行動する旨を誓約していることから(宗像社家文書総目録/宗像大社文書二)、当地は薦野氏に返還されたと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android