薬人を殺さず薬師人を殺す(読み)クスリヒトヲコロサズクスシヒトヲコロス

デジタル大辞泉 の解説

くすりひところさず薬師くすしひところ

薬によって人が死んだとしても、その罪はそれを運用した人にある。物は使い方しだいで薬にもなれば毒にもなる。薬師は人を殺せど薬人を殺さず。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 の解説

くすり【薬】 人(ひと)を殺(ころ)さず=薬師(くすし)[=医者(いしゃ)]人(ひと)を殺(ころ)

慶長見聞集(1614)八「医学なき人の薬は中々のまぬにはをとり成べきか。薬人をころさす、いしゃ人をころすと古人もいへり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ことわざを知る辞典 の解説

薬人を殺さず薬師人を殺す

薬によって人が死んだとしても、罪はその薬にあるのでなく、それを調合したり、飲むようにすすめた医者にある。薬は使いようが大切で、使う人によって毒にも薬にもなる。

〔異形〕薬師は人を殺せど薬人を殺さず

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android