薺打つ(読み)ナズナウツ

デジタル大辞泉 「薺打つ」の意味・読み・例文・類語

なずな・つ

正月6日の晩から7日の暁にかけ、七草粥ななくさがゆに入れる菜をまな板にのせ、囃子詞はやしことばを唱えながら、たたき刻む。七草打つ。薺はやす。 新年「―・つ妻は醍醐だいごの里育ち/野風呂

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精選版 日本国語大辞典 「薺打つ」の意味・読み・例文・類語

なずな【薺】 打(う)

  1. 陰暦正月七日の前夜から早朝にかけて、摘んできた春の七草を刻む。《 季語・新年 》
    1. [初出の実例]「薺うつ遠音に引や山かづら」(出典:俳諧・青蘿発句集(1797)春)

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