藤の袂(読み)フジノタモト

デジタル大辞泉 「藤の袂」の意味・読み・例文・類語

ふじ‐の‐たもと〔ふぢ‐〕【藤の×袂】

藤衣ふじごろものたもと。喪服のたもと。また、藤衣
くちなし花色衣ぬぎかへて―になるぞ悲しき」〈右京大夫集

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精選版 日本国語大辞典 「藤の袂」の意味・読み・例文・類語

ふじ【藤】 の 袂(たもと)

  1. 藤衣の袂。喪服の袂。また、藤衣。
    1. [初出の実例]「黒き御車の内にて、ふぢの御たもとに、やつれ給へれば」(出典:源氏物語(1001‐14頃)賢木)

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