(加藤睦)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報
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平安末から鎌倉前期の歌人。世尊寺(せそんじ)流の能書家である藤原伊行(これゆき)の女(むすめ)として、1150年代前半に生まれる。1173年(承安3)、高倉天皇中宮徳子(建礼門院)に出仕。そのころ平資盛(すけもり)と結ばれ、日記的性格を有する家集『建礼門院右京大夫集』には、源平の争乱により死去した恋人への追憶を詠んだ和歌が収められる。家集にはほかに似絵(にせえ)の名手である藤原隆信との交渉も描かれる。平家滅亡後は一時宮廷を辞して、兄の尊円とともに歌人の慈円の僧房に身を寄せていたが、1195年(建久6)後鳥羽院のもとに再出仕し、数々の歌合に出詠。家集は藤原定家の『新勅撰集』撰進の資料として提出されたか。七夕など星を題材にした歌の多さで知られる。
[田中貴子]
『本位田重美著『古代和歌論考』(1977・笠間書院)』
各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...
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