藤ヶ谷鉱山(読み)ふじがたにこうざん

最新 地学事典 「藤ヶ谷鉱山」の解説

ふじがたにこうざん
藤ヶ谷鉱山

Fujigatani mine

山口県岩国市美川町藤ヶ谷にあったタングステン鉱山。玖珂層群中のレンズ状石灰岩が白亜紀花崗岩類に伴う鉱化作用で交代されたスカルン鉱床で,日本の代表的な還元型タングステン・スカルン鉱床。ヘデンベルグ輝石・グロシュラーを主とするスカルンに灰重石を含む鉱石が,石灰岩体を脈状または周辺部から交代。石英脈周辺には斜長石・白雲母・緑泥石からなる高品位灰重石鉱も産する。灰重石に伴うおもな鉱石鉱物は磁硫鉄鉱・黄銅鉱。鉱石中の白雲母のK-Ar年代94Ma。1930年代から本格開発,86年閉山までにWO3約2,600tを産出。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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