藤井 章司(読み)フジイ ショウジ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「藤井 章司」の解説

藤井 章司
フジイ ショウジ


職業
ミュージシャン

グループ名
グループ名=一風堂

出身地
東京都

経歴
見岳章、平田謙吾とともに尾崎亜美のバックバンド、センセイションに参加、ドラムス奏者として活動。昭和53年尾崎と鈴木茂とのジョイント・コンサートで土屋昌巳と知り合い、54年土屋、見岳、平田とともに一風堂を結成。当初は対等なコラボレーションという形で歌手の山本翔のバックを務め、同年山本の「ロシアン・ルーレット」の録音にも参加。傍ら自分たちの楽曲作りも進め、同年のファーストシングル「もっとリアルに」は600枚しか制作されなかったものの、そのニューウェイブ・サウンドに注目が集まり、バンドとして完全に独立。55年のファーストアルバム「NORMAL」を皮切りに、同年西ドイツで録音したセカンドアルバム「REAL」、56年コンセプチュアルなサードアルバム「RADIO FANTASY」と次々と発表、より強力にニューウェイブ化を推進し、徐々にファンを獲得していった。この間、メンバーの入れ替わりがあり土屋、見岳とのトリオになるが、57年にはその楽曲が海外でも紹介されるようになり、カネボウ化粧品CMソングに起用された「すみれSeptember Love」が爆発的にヒットした。

没年月日
平成21年 2月6日 (2009年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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