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カネボウ化粧品 かねぼうけしょうひん Kanebo

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知恵蔵2015の解説

カネボウ化粧品

化粧品全般の開発、製造、販売を行う化粧品会社。本社を東京都に置き、神奈川県小田原市に工場と研究機関、及び海外ではパリに研究所を有するほか、中国、米国、欧州、サウジアラビア、タイなどに関係会社、工場を持つ。
2004年 5月7日、旧カネボウ株式会社より化粧品部門を分離・独立して、株式会社カネボウ化粧品を設立。06年1月31日、花王株式会社の100%完全子会社に移行し、同時に旧カネボウ株式会社より「カネボウ」の商標権が譲渡された。資本金75億円 (06年11月10日現在)、従業員数1万2919名(12年12月現在)。12年6月、業績低迷のテコ入れのため、花王出身の夏坂真澄氏が代表取締役社長執行役員として就任。
「美しさの先に、笑顔を」を会社使命とし、「FEEL YOUR BEAUTY」をビジョンとして掲げる。
旧カネボウ株式会社は、鐘淵紡績株式会社を商号として繊維事業により創業。1936年に絹石鹸を発売、37年に化粧品事業に進出するなど、繊維・化粧品・食品・薬品・日用品関連に事業を展開し、71年12月に商号を鐘紡株式会社に変更、更に2001年1月にカネボウ株式会社に商号変更した。化粧品事業においては、国産第1号のエステ機器開発や、美容部員の技術向上を目的としたメイクアップコンテストの開催など、美容研究や販売の分野で国内の化粧品業界をリードしてきた。1989年に美白ブランド「BLANCHIR(ブランシール)」を発売、92年にテスティモ・ブランドから「落ちにくい口紅」を発売するなどヒット商品を生み出した。化粧品部門の分離・独立は、2004年以降に進めた会社再建を目的とする事業譲渡等の一環として行われたが、07年6月、カネボウ株式会社の解散決議が行われ、最終的には08年11月、清算目的でトリニティ・インベストメント株式会社に吸収合併されて消滅した。
08年1月、独自に開発した美白成分ロドデノール医薬部外品有効成分として厚生労働省の承認を得て、ロドデノール含有化粧品を販売開始。11年の国内化粧品市場のうち美白化粧品シェア約5%を占めるまでに成長したが、対象商品を使った消費者に白斑症状などが出たとする報告が多数あったことから、13年7月、ブランシールスペリアなどロドデノール含有化粧品54商品の自主回収に踏み切った。

(葛西奈津子 フリーランスライター / 2013年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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