藤原惟憲邸跡(読み)ふじわらのこれのりていあと

日本歴史地名大系 「藤原惟憲邸跡」の解説

藤原惟憲邸跡
ふじわらのこれのりていあと

[現在地名]上京区京都御苑

惟憲は道長の家司を勤めてその「縁辺の人」と称され、最後には正三位に上った人物で、至富形受領の典型といわれる。

「小右記」寛仁二年(一〇一八)六月二七日条に「今夜大殿移給上東門第云々、春宮亮惟憲宅、在大殿西隣新造、今夜同時移徙」とあり、「上東門第」(土御門東洞院第)の西隣にあったことがわかる。おおよそ現京都御苑内の大宮おおみや御所内にあたる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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