藤原長兼 ふじわらの-ながかね
?-? 鎌倉時代の公卿(くぎょう),漢詩人。
藤原長方の次男。母は藤原通憲(みちのり)の娘。正三位,権(ごんの)中納言となる。才学にすぐれて「文者三卿の内」と称され,「資実(すけざね)長兼両卿百番詩合」などに詩句をおさめる。建保(けんぽ)2年(1214)出家。三条中納言入道とよばれる。日記に「三長記」,故実書に「除目(じもく)撰定抄」。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の藤原長兼の言及
【三長記】より
…藤原(三条)長兼の記した日記。長兼は藤原通憲(信西)を母方の祖父にもつ鎌倉時代初期の公家。…
※「藤原長兼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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