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藤原通憲 ふじわらのみちのり

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

藤原通憲
ふじわらのみちのり

[生]嘉承1(1106)
[没]平治1(1159).12.13.
平安時代後期の学者。実兼の子。法号,円空,のち信西。少納言,正五位下。妻が後白河天皇の乳母であったことから官位は上がり,保元の乱では同天皇方に属して信任を得,政治の実権を握った。平氏と結んで藤原信頼と対抗,これを押えたため,平治の乱で信頼方に殺された。

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デジタル大辞泉の解説

ふじわら‐の‐みちのり〔ふぢはら‐〕【藤原通憲】

[1106~1159]平安後期の公卿。出家して法号を円空、のち信西(しんぜい)と称し、僧の身で後白河天皇の腹臣として活躍。平治の乱で捕らえられて処刑された。著に「本朝世紀」「法曹類林」などがある。

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百科事典マイペディアの解説

藤原通憲【ふじわらのみちのり】

信西

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

藤原通憲 ふじわらの-みちのり

1106-1160* 平安時代後期の公家,学者。
嘉承(かじょう)元年生まれ。藤原実兼(さねかね)の長男。少納言で官途に見切りをつけ出家。鳥羽(とば)上皇,後白河天皇に近侍し,保元(ほうげん)の乱に勝利して政治的手腕をふるった。のち藤原信頼と対立,平治(へいじ)の乱で信頼方に捕らえられ,平治元年12月13日殺された。54歳。博学多才で,編著に「本朝世紀」「法曹類林」など。法名は信西(しんぜい)。

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大辞林 第三版の解説

ふじわらのみちのり【藤原通憲】

1106?~1159) 平安末期の廷臣・学者。少納言。出家して信西しんぜいと称した。後白河天皇の側近として活躍、平治の乱で藤原信頼らに殺された。著「本朝世紀」「法曹類林」ほか。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

藤原通憲
ふじわらのみちのり
(?―1159)

平安後期の貴族で学者としても有名。出家して信西(しんぜい)と称す。父は実兼(さねかね)。一時、高階経敏(たかしなのつねとし)の養子となって高階姓を称したこともあったが藤原姓に戻った。諸道に優れた博学の人として知られたが家柄が低かったため栄進できず少納言(しょうなごん)で出家した。しかし、これが道心からでないことは出家にあたって詠じた自作の歌によって知られる。一方、妻の朝子(あさこ)(紀伊局(きいのつぼね))が後白河(ごしらかわ)天皇の乳母(めのと)であった関係から即位と同時に重用された。1156年(保元1)に起きた保元(ほうげん)の乱では、源義朝(よしとも)の策を入れて天皇方に勝利をもたらし、権勢を得て政治を左右するほどになった。その後、後白河院政になって黒衣姿で辣腕(らつわん)を振るい、近臣の藤原信頼(のぶより)と対立し、平清盛(きよもり)と結んで義朝を疎外した。59年(平治1)に平治(へいじ)の乱が起こると信頼、義朝らの追撃を受けて殺された。彼の学問は幅広く、そのことは『通憲入道蔵書目録』(『群書類従』所収)によってうかがい知ることができる。『本朝世紀(ほんちょうせいき)』『法曹類林(ほっそうるいりん)』などの編著者でもある。[朧谷 寿]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の藤原通憲の言及

【白拍子】より

…田楽・猿楽と同時上演されることも多く,そのため次期の大和猿楽などに吸収,摂取された。起源については,《平家物語》巻一の祇王の章は,鳥羽院(1129‐56)のとき,島の千歳,和歌の前の2人が舞ったのが始まりとし,《徒然草》第225段では,藤原通憲(みちのり)(信西入道)が,磯の禅師(静御前の母)に舞わせたのを最初としている。出立(いでたち)は,扇をもち,水干(すいかん)に立烏帽子(たてえぼし),白鞘巻(しろさやまき)の刀を差す男装であったとされる。…

【信西】より

…平安後期の官僚。俗名藤原通憲。父は一﨟の蔵人(六位蔵人の筆頭)実兼。…

【法曹類林】より

…平安時代末期に著された法制書。編者は藤原通憲(信西)。230巻とも730巻とも伝える大部の書であったが,今は巻192,197,200の3巻が残るにすぎない。…

【本朝世紀】より

…藤原通憲(信西)の編纂した平安時代の歴史書。1150年(久安6)鳥羽法皇の内命を受けて編纂に着手した。…

※「藤原通憲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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