建保(読み)ケンポウ

デジタル大辞泉 「建保」の意味・読み・例文・類語

けんぽう【建保】

鎌倉初期、順徳天皇の時の年号。1213年12月6日~1219年4月12日。けんぽ。

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精選版 日本国語大辞典 「建保」の意味・読み・例文・類語

けんぽう【建保】

  1. 鎌倉初期、順徳天皇の代の年号。建暦三年(一二一三)一二月六日、天変地異により改元。建保七年(一二一九)四月一二日、承久(じょうきゅう)と改元。けんほ。出典は「尚書」の「惟天丕建、保乂有殷」。

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日本の元号がわかる事典 「建保」の解説

けんぽう【建保】

日本の元号(年号)。鎌倉時代の1213年から1219年まで、順徳(じゅんとく)天皇の代の元号。前元号は建暦(けんりゃく)。次元号は承久(じょうきゅう)。1213年(建暦3)12月6日改元。地震が相次いだことから行われた(災異改元)。『尚書(しょうしょ)』を出典とする命名。この頃、朝廷では後鳥羽(ごとば)上皇による院政が行われていた。建保年間の鎌倉幕府将軍は源実朝(さねとも)(3代)、執権は北条義時(よしとき)(2代)。1219年(承久1)、源実朝は鶴岡八幡宮で甥の公暁(くぎょう)により暗殺された。これにより源氏正統が断絶し、1226年(嘉禄1)の藤原(九条)頼経(よりつね)(第4代)就任まで、将軍職は空位が続くことになった。

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