…全10巻のうち第1,7両巻ははやくに失われ,1482年(文明14)詞書を飛鳥井雅康(あすかいまさやす),絵を藤原久信が補作した。このとき各巻末に雅康が記したところによれば,第2,5,6,8巻は藤原隆章が,第3,4,9,10巻は藤原隆昌が描いたという。このように本絵巻は制作年代,作者を確認しうる基準作として,また1世紀以上へだたった二つの画風を含むなど,絵画史的にも重要な作例である。…
※「藤原隆昌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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