日本歴史地名大系 「藤本町」の解説 藤本町ふじもとちよう 京都市:中京区本能学区藤本町中京区油小路通四条上ル南北に通る油小路(あぶらのこうじ)通(旧油小路)を挟む両側町。北側を錦小路(にしきこうじ)通(旧錦小路)が通る。平安京の条坊では、町の西側は左京四条二坊三保一二町東、東側は左京四条二坊三保一三町西の地。平安中期以降は四条油小路の北にあたる。「祇園会山鉾次第以鬮定之」(祇園社記)には「廿四番 八幡山 四条油小路トアヤノ小路ノ間」とみえ、明応九年(一五〇〇)山鉾復活の折には八幡山を出した。「坊目誌」は「近古大名寺山と称する山棚あり、毎年祇園会に加例せしが、天明八年火災に罹り遂に廃せり」ともある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by