八幡山(読み)やわたやま

精選版 日本国語大辞典 「八幡山」の意味・読み・例文・類語

やわた‐やまやはた‥【八幡山】

  1. 京都府八幡市北部にある男(おとこ)山の異称石清水八幡宮がある。
    1. [初出の実例]「ここに畿内、近国にも御志ある輩、八幡山に陣をとる」(出典:神皇正統記(1339‐43)下)

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日本歴史地名大系 「八幡山」の解説

八幡山
はちまんやま

そう宮村みやむら滝馬たきば猟師りようし鍛冶かじなどに囲まれる標高約一六〇メートルの城山

中腹猪岡いのおか八幡宮が西向きに建ち、西麓には小字男山おとこやまがある。そこから頂上にかけて尾根沿いに一〇ヵ所ほどの郭が並び一本の道が郭の南をつないでいる。頂上は本丸にあたる。丹後の山城には珍しく、粗末ながらも本丸はもとより各所に石垣が使われている。西麓には小字馬場ばばの名が残り、南麓には小字水船みずふねがあって今も豊かな水を出している。この城郭の配置は本丸から西に向かう多くの郭の並びと、そこから北へ向けての二本の郭の並びが主体で、水船方面に向けて小さな郭の列があり北へ向けての備えとしている。

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世界大百科事典(旧版)内の八幡山の言及

【男山】より

…京都府南部,八幡市北西部の小丘。八幡山ともいう。大阪府境に近い生駒山地の北端部にあたり,古生層からなる。…

※「八幡山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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