藤野秀夫(読み)フジノ ヒデオ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「藤野秀夫」の解説

藤野 秀夫
フジノ ヒデオ


職業
俳優

本名
島田 卯平

生年月日
明治11年 5月16日

出身地
東京市 京橋区出雲町(東京都 中央区)

学歴
中学中退

経歴
明治27年初舞台を踏んで以来いくつかの一座を経て、大正6年日活向島撮影所入社。「白萩」に主演デビュー。温厚な人柄で誰にでも愛される正統派二枚目として多くの作品に主演。新派劇全盛期をつくりだす。11年仲間と共に退社し国活巣鴨撮影所を経て松竹蒲田に入社。川田芳子水谷八重子などの相手役として主演し好評を得る。14年以降は年齢のせいか主演作は少なくなるが、島津保次郎をはじめとする一線級の監督に重用される。昭和4年大幹部に。俳優陣の長老的存在だった。

没年月日
昭和31年 2月11日 (1956年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「藤野秀夫」の解説

藤野 秀夫
フジノ ヒデオ

昭和期の俳優



生年
明治11(1878)年5月16日

没年
昭和31(1956)年2月11日

出身地
東京市京橋区出雲町

本名
島田 卯平

学歴〔年〕
中学校中退

経歴
明治27年初舞台を踏んで以来いくつかの一座を経て、大正6年日活向島撮影所入社。「白萩」に主演デビュー。温厚な人柄で誰にでも愛される正統派二枚目として多くの作品に主演。新派劇全盛期をつくりだす。11年仲間と共に退社し国活巣鴨撮影所を経て松竹蒲田に入社。川田芳子・水谷八重子などの相手役として主演し好評を得る。14年以降は年齢のせいか主演作は少なくなるが、島津保次郎をはじめとする一線級の監督に重用される。昭和4年大幹部に。俳優陣の長老的存在だった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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