蘆野村(読み)あしのむら

日本歴史地名大系 「蘆野村」の解説

蘆野村
あしのむら

[現在地名]中里町芦野あしの

岩木川右岸に立地し、東は富野とみの村、西北田茂木たもぎ村、北東豊岡とよおか村、西は岩木川をもって下繁田しもしげた(現西津軽郡稲垣村)に接する。

金木新田一八ヵ村の一つで「新撰陸奥国誌」に「十三潟に添ふ処葦多し蘆野の名之に依る」とあり、享保一二年(一七二七)には村位は下で免は六ツ成であった(平山日記)。元文元年(一七三六)検地帳によると、田方二五町四反三畝四歩、畑方二町三反五畝二〇歩、田畑屋敷合せて二七町七反八畝二四歩、村高一六七・〇一四石、上田七反一畝五歩、中田なく下田一一町四畝二〇歩、下々田一三町六反七畝九歩とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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