日本大百科全書(ニッポニカ) 「蘭考」の意味・わかりやすい解説 蘭考らんこう / ランカオ 中国、河南(かなん)省北東部、山東(さんとう)省との省境にある県。開封(かいほう)市に属する。人口84万1400(2014)。中華人民共和国成立後、蘭封(らんほう)、考城(こうじょう)両県が合併してできた。黄河(こうが)の水害多発地域で、1855年銅瓦廂(どうがしょう)の決壊により大災害を受け、このとき、黄河河道が南東方向から現在の北東方向に変化したことは有名。小麦、ワタ、ラッカセイの栽培が盛ん。隴海(ろうかい)線、鄭徐高速鉄道(鄭州(ていしゅう)―徐州(じょしゅう))が通じる。[駒井正一・編集部 2017年12月12日][参照項目] | 開封 | 隴海線 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例