普及版 字通 「虍」の読み・字形・画数・意味
虍
6画
[説文解字]
[字形] 象形
虎頭の形。〔説文〕五上に「虎なり。象形」とするが、用例はない。虎身を加えると虎となる。
[訓義]
1. とらのあたま。
2. 虎皮のもよう。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕虍 トラノモン
[部首]
〔説文〕に(虞)・・虔・(虐)など八字、〔玉〕にその異文などを加えて属する。戲(戯)・劇などが虎頭の象に従うことからいえば、(ぐ)や(ふく)も虎頭を用いる儀礼を示す字であろう。は虎爪を加えた字である。
[声系]
〔説文〕に(こ)・(虚)・慮・(虜)など六字を収める。慮・などは別の声系に属するもので、おそらく(ろ)を声とする字であろう。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報