精選版 日本国語大辞典 「虚夢」の意味・読み・例文・類語 きょ‐む【虚夢】 〘 名詞 〙① 見もしなかった夢。[初出の実例]「仍我俄弃レ燈、偽説二虚夢一曰、夢中有レ僧、形菩薩、其躰如二観音地蔵等一」(出典:権記‐寛弘八年(1011)一一月一四日)② 事実にあわない夢。現実にはあるはずのない夢。うその夢。[初出の実例]「すべて夢は虚夢とこそ申候へ、かならず気つかれ衰候時分は、そこはかとなき事どもを夢うつつともなく我人みるはならひに候」(出典:室町殿日記(1602頃)三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例