虫に障る(読み)むしにさわる

精選版 日本国語大辞典 「虫に障る」の意味・読み・例文・類語

むし【虫】 に 障(さわ)

  1. 腹の具合が悪くなる。
    1. [初出の実例]「ハア微温(ぬるひ)燗で虫に障った、茶出しで一森(いちもり)入て来い」(出典浄瑠璃・躾方武士鑑(1772)八)
  2. (かん)にさわる。癪(しゃく)にさわる。
    1. [初出の実例]「おどけたるを、滝之進虫(ムシ)にさはり㝡前も笑物にするのみならす比興なる侍などいはれ」(出典:浮世草子武道伝来記(1687)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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