虫の生活(読み)むしのせいかつ(その他表記)Ze života hmyzu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「虫の生活」の意味・わかりやすい解説

虫の生活
むしのせいかつ
Ze života hmyzu

チェコの作家 K.チャペックとその兄ヨゼフ共作の戯曲プロローグエピローグをもつ2幕から成る。 1921年執筆。 22年3月8日プラハの国民劇場初演ファーブルの『昆虫記』にヒントを得た風刺劇で,森の中で眠り込んだ浮浪者がみた夢の世界のチョウカブトムシコオロギアリなどの生活と生態を通して,人間社会における情欲,物欲,権力闘争などを描き出した作品。

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