虫掛村(読み)むしかけむら

日本歴史地名大系 「虫掛村」の解説

虫掛村
むしかけむら

[現在地名]土浦市虫掛

常名ひたな村の南西に位置し、桜川北岸の低地にある。江戸初期に土浦藩領となり、慶安二年(一六四九)朽木稙綱によって地詰検地が行われた(「県方集覧」酒井泉氏蔵)。続いて延宝六年(一六七八)にも土屋数直によって検地が行われた(「常州新治郡南庄虫掛村検地帳」田中正男氏蔵)。天保三年(一八三二)二月、殿里とのざと・常名・虫掛の三村は芝地を雑木山に仕立てるため「反別合拾三町弐反歩余雑木山ニ仕立、(中略)野火防キニ相成且年数相立成木ニ相成申候節ハ潰百姓取立手当其外凶作打続候節撫育合ニ相成」(「乍恐以書付奉願上候」吉田忠重氏蔵)と願出ている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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