日本歴史地名大系 「蚊家村」の解説 蚊家村こうのいえむら 岡山県:阿哲郡哲多町蚊家村[現在地名]哲多町蚊家田淵(たぶち)村の南に位置し、集落は蚊家本村のほか藪阿曾毛(やぶあぞげ)・目金(めがね)・舟原(ふなばら)・田(た)ノ河内(こうち)・中野(なかの)・上忠(うえただ)などに散在する。寛永備中国絵図に村名がみえ、高六四六石余、山崎家治先知とある。正保郷帳では上蚊家村(高三二六石余)・下蚊家村(高三二〇石余)の二村で高付されており、上蚊家村には松林少・雑木中・芝草山中の注記とともに枝村として大野(おおの)村・中野村・南北(なぎた)村・中蔵(なかくら)村・光長(みつなが)村・上忠村・目金村が記される。下蚊家村にも松林少・雑木小・芝山中・芝草山少の注記があり、枝村として船原村・目金村・浅草下(あさくさしも)村・田河内(たのこうち)村・藪(やぶ)村・壱木(いちき)村をあげる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報