蚊家村(読み)こうのいえむら

日本歴史地名大系 「蚊家村」の解説

蚊家村
こうのいえむら

[現在地名]哲多町蚊家

田淵たぶち村の南に位置し、集落は蚊家本村のほか藪阿曾毛やぶあぞげ目金めがね舟原ふなばら河内こうち中野なかの上忠うえただなどに散在する。寛永備中国絵図に村名がみえ、高六四六石余、山崎家治先知とある。正保郷帳では上蚊家村(高三二六石余)・下蚊家村(高三二〇石余)二村で高付されており、上蚊家村には松林少・雑木中・芝草山中の注記とともに枝村として大野おおの村・中野村・南北なぎた村・中蔵なかくら村・光長みつなが村・上忠村・目金村が記される。下蚊家村にも松林少・雑木小・芝山中・芝草山少の注記があり、枝村として船原村・目金村・浅草下あさくさしも村・田河内たのこうち村・やぶ村・壱木いちき村をあげる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android