日本歴史地名大系 「哲多町」の解説 哲多町てつたちよう 岡山県:阿哲郡哲多町面積:一〇六・一三平方キロ新見市によって分断された阿哲郡の西部南端に位置し、南は川上(かわかみ)郡成羽(なりわ)町・備中町、西は哲西(てつせい)町、北は神郷(しんごう)町。吉備高原の北端に立地し、高梁(たかはし)川の支流本郷(ほんごう)川の流域を占める。哲西町との境には高原上に突起した火山錐の残丘、荒戸(あらと)山(七六一・八メートル)・高(こう)山(六八一メートル)がある。主要交通路は吹屋(ふきや)往来の後身である県道新見―成羽線。哲西町方面へは県道北房(ほくぼう)―井倉(いくら)―哲西線が延びる。古代―近世を通じ哲多郡に属し、古代哲多郡六郷(和名抄)のうち大飯(おおい)郷を町内に比定する説があるが不詳。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報