蚤取男(読み)のみとりおとこ

改訂新版 世界大百科事典 「蚤取男」の意味・わかりやすい解説

蚤取男 (のみとりおとこ)

歌舞伎舞踊長唄。1929年2月明治座初演。作詞木村富子。作曲4世杵屋(きねや)佐吉。2世市川猿之助(猿翁)が創演し,得意とした〈猿翁十種〉の一。夏の夜に,独り者のいなせな江戸っ子ノミに悩まされ蚊帳からノミを追って飛び出してくる。寝苦しさに涼んでいると,猫が出てじゃれつき,男とクドキ模様のしゃれた振りとなる。滑稽(こつけい)なしぐさなど猿之助専売で,3世猿之助が受け継ぐ。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 キネ

夏の暑さに体が慣れること。数日から数十日間で起こる短期暑熱順化と、数年または数世代にかけて起こる長期暑熱順化とがある。→寒冷順化[補説]近年では、冷房設備の普及にともない短期暑熱順化が起こりにくくなっ...

暑熱順化の用語解説を読む