蛇の鬚(読み)ジャノヒゲ

デジタル大辞泉 「蛇の鬚」の意味・読み・例文・類語

じゃ‐の‐ひげ【蛇の×鬚】

キジカクシ科の常緑多年草。葉は細長く、叢生そうせいする。初夏、葉の間から花茎を出し、淡紫色の小花をつけ、秋に青黒い実をつける。実はよく弾むので、弾み玉とよばれる。根の肥大部を漢方麦門冬ばくもんどうといい、滋養鎮咳ちんがい薬とする。じょうひげ。竜のひげ。 実=冬 花=夏》「―に実のなってゐし子供かな/草田男

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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