叢生(読み)ソウセイ

  • (歯と歯肉の病気)
  • Crowding
  • ×叢生/×簇生

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 草木などが群がりはえること。また多くはやすこと。群生。
※垂加文集(1714‐24)会津山水記「満山渓谷小竹叢生」
※西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉七「珍らしき海草、岩穴より叢生するもの有りければ」 〔班固‐西都賦〕

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六訂版 家庭医学大全科の解説

どんな病気か

 歯がねじれたり、重なり合ったりして歯並びがでこぼこしている状態のことをいい、乱杭歯(らんぐいば)とも呼ばれています(図4)。

原因は何か

 あごの大きさに対して歯の大きさが大きいため、歯が正しく並ぶのに必要なスペースが不足することによって起こります。また、乳歯がむし歯になり早期に脱落したり、永久歯が生える時期になっても乳歯がうまく脱落しない場合に、永久歯が正しい位置に生えることができず生になる場合もあります。

症状の現れ方

 叢生によるいちばん大きな問題は、歯みがきがしにくく汚れがつきやすいため、歯周病(ししゅうびょう)むし歯になりやすいことです。食べ物を効率よく噛めなかったり、外観上の問題から心理面に悪影響を及ぼすこともあります。

治療の方法

 乳歯列期や乳歯から永久歯への生え変わりの時期(混合歯列期)には、永久歯の生える場所を十分確保するための治療を行います。永久歯列期の治療にはマルチブラケット装置(図5)がよく用いられ、歯並びのでこぼこを解消するための場所が十分得られない場合には、歯列弓(歯列の曲線)を拡大したり永久歯を抜歯したりすることもあります。

 歯科矯正治療によって得られた正しい噛み合わせを、その状態で維持する必要があります。このことを保定といいますが、保定を十分に行わないと不正咬合が再発してしまいます。噛み合わせが安定するまで、長期にわたり保定装置を装着します(図6)。


出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報

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