麦門冬(読み)バクモンドウ

漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典の解説

ばくもんどう【麦門冬】

漢方薬に用いる生薬(しょうやく)の一つ。ユリ科ジャノヒゲ塊茎(かいけい)を乾燥したもの。強壮解熱鎮咳(ちんがい)などの作用がある。気管支炎気管支喘息(ぜんそく)痰(たん)の切れにくい咳(せき)に効く麦門冬湯(とう)月経不順更年期障害足腰の冷えに効く温経(うんけい)湯心臓神経症動悸(どうき)息切れに効く炙甘草(しゃかんぞう)湯などに含まれる。

出典 講談社漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典について 情報

大辞林 第三版の解説

ばくもんどう【麦門冬】

ジャノヒゲの漢名。また、その根の塊状部を乾燥させた生薬。滋養・強壮・鎮咳などに用いる。

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動植物名よみかた辞典 普及版の解説

麦門冬 (ジョウガヒゲ・バクモンドウ)

植物。ユリ科の多年草,園芸植物,薬用植物。ジャノヒゲの別称

麦門冬 (ヤブラン)

学名:Liriope platyphylla
植物。ユリ科の多年草,園芸植物,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

ばくもんどう【麦門冬】

〘名〙 ユリ科多年草のジャノヒゲあるいはヤブランの根を乾燥したもの。漢方では麦門冬湯として、咳(せき)止め、痰(たん)切り、滋養、強壮、利尿などの目的で用いる。この名をヤブランの漢名に当てるのは誤用だが、ジャノヒゲの根から得られる生薬を小葉麦門冬、ヤブランの根から得られるものを大葉麦門冬と称する。《季・夏》 〔新撰字鏡(898‐901頃)〕

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世界大百科事典内の麦門冬の言及

【ジャノヒゲ】より

…丸い種子は子どもが遊びに使う。根の球状のこぶを乾かしたものは麦門冬(ばくもんどう)と呼ばれて薬用とされ,滋養強壮などの効があるといわれる。野生のものには葉の長い系統が多いが,チャボリュウノヒゲのように小型になって,葉が密生するものや,斑(ふ)入りになった品種が観賞用に栽植される。…

※「麦門冬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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