蜜柑籠(読み)ミカンカゴ

デジタル大辞泉 「蜜柑籠」の意味・読み・例文・類語

みかん‐かご【×柑籠】

ミカン果実を盛る籠。
多く1が用いられたところから》捨て子の入っている籠。また転じて、捨て子。
「出てうせう汝元来―」〈柳多留・初〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「蜜柑籠」の意味・読み・例文・類語

みかん‐かご【蜜柑籠】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 蜜柑を入れる籠。この籠に入れて捨子(すてご)をすることが多かった。
    1. [初出の実例]「血盲の幾夜寝覚ぬ蜜柑籠〈棹孤〉」(出典:俳諧・五元集(1747)利)
  3. 転じて、捨子。
    1. [初出の実例]「出てうしゃうなんじ元来みかん籠」(出典:雑俳・柳多留‐初(1765))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android