蜻蛉を切る(読み)とんぼをきる

精選版 日本国語大辞典 「蜻蛉を切る」の意味・読み・例文・類語

とんぼ【蜻蛉】 を 切(き)

  1. 歌舞伎のたての演技で、空中でとんぼ返りをする。
    1. [初出の実例]「年八十を越えたこの老優が実盛物語の瀬尾で落入りにトンボを切る(でんぐる返しを打つ)のは、悲壮です」(出典:現代風俗帖(1952)〈木村荘八〉幕間)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android