血下(読み)ちおろし

精選版 日本国語大辞典 「血下」の意味・読み・例文・類語

ち‐おろし【血下】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 出血を止める飲み薬。
    1. [初出の実例]「焼跡に血下二服遣候」(出典:言継卿記‐天文二年(1533)九月一二日)
  3. 胎内の子をおろすこと。堕胎。子おろし。
    1. [初出の実例]「流産、三月已下号血下、〈七日之穢、同火無憚〉」(出典:八坂神社文書‐下・延徳元年(1489)一二月八日祇園社服忌令案)
    2. 「さてはむかし血荒(チオロシ)をせし親なし子かとかなし」(出典:浮世草子好色一代女(1686)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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