血洞(読み)けっとう

精選版 日本国語大辞典 「血洞」の意味・読み・例文・類語

けっ‐とう【血洞】

  1. 〘 名詞 〙 血管系一部外部にふくれてくぼみとなった部分脊椎動物の心臓付近の静脈にみられる静脈洞など。血脈洞。

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関連語 名詞

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「血洞」の意味・わかりやすい解説

血洞
けっとう
blood sinus

血管系のうち一部がふくれて腔状になっているもの。脊椎動物では静脈洞,胎盤の血洞がある。

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世界大百科事典(旧版)内の血洞の言及

【血管系】より

…全身の組織間隙からの血液は,心臓周囲に広がる大きな組織間隙(囲心腔)に集まり,心門(心臓壁の穴)から心臓内腔に入る。これから出る血管は分枝して全身に広がり,末端で血洞haematocoel(血液で満たされた組織間隙)に開く。血洞の一部はえらに血液を送り,えらの二次層板内に微細な網目を作って広がる組織間隙に流入する。…

※「血洞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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