コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

血管系 ケッカンケイ

5件 の用語解説(血管系の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

けっかん‐けい〔ケツクワン‐〕【血管系】

脊椎動物で、心臓から拍出される血液が循環する通路となる管系。リンパ管系と合わせて循環系を構成する。無脊椎動物では血液・リンパの区別がなく、循環系と同義。動物の種類により開放血管系閉鎖血管系とがある。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

血管系【けっかんけい】

動物の器官系の一つで,心臓と血管からなる。無脊椎動物では末端部で血管をもたない開放血管系と,毛細血管を介して動脈と静脈が連続する閉鎖血管系とがある。脊椎動物では,リンパ系とともに循環系(脈管系)を構成する。
→関連項目循環系

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

けっかんけい【血管系 blood circulatory system】

動物の体制が複雑化するにつれ,体の内側に位置する細胞は,まわりをびっしり他の細胞に囲まれるため,酸素や栄養の供給,老廃物の排出などの面で著しく条件が悪くなる。この点を解決する手段の一つとして発達する機構が循環系で,体液を媒体として栄養物,代謝産物,酸素,二酸化炭素,体熱などを運搬している。酸素は細胞,ひいては1個体が生きていくために不可欠なものであるが,その取入れ方は単に体表面から拡散によって取り入れるものから,呼吸色素を担体とし循環系によってガス交換の場に運ばれるものまで,動物の進化段階に応じてさまざまな方式がとられる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

けっかんけい【血管系】

血液循環を行う器官の集まり。脊椎せきつい動物では、心臓・動脈・毛細血管・静脈からなり、血液はこの順に循環するが、大部分の無脊椎動物では毛細血管を欠き、動脈血は組織の間隙を流れて静脈に帰る。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

血管系
けっかんけい

脊椎(せきつい)動物ではリンパ系とともに循環系を構成する管系で、無脊椎動物ではこの区別がないので循環系と同義に用いられる。心臓と血管とからなり、脊椎動物や環形動物の血管系は血液と組織細胞が直接に接触しない閉鎖血管系であるが、節足動物や軟体動物の血管系は開放血管系で、血液は動脈の開放末端から組織間隙(かんげき)に押し出され、体内を循環したのちに直接心臓に戻る。
 心臓は血管内の体液、すなわち血液を一定方向に送る器官で、環形動物などでは背側血管の膨大部の蠕動(ぜんどう)運動により血液を送る。節足動物と軟体動物では血管の特定部分に筋肉と弁が発達し、その拍動により血流をつくる。軟体動物の心臓は節足動物のものよりよく発達し、心房と心室とが分化しているものが多い。脊椎動物の血管系では、静脈洞、心房、心室、動脈球の4部分からなる心臓が分化している。魚類はえら呼吸型循環系で、動脈球→鰓(さい)動脈→えら→大動脈→全身→静脈洞という単一の循環路をつくる。しかし両生類以上の肺呼吸型循環系では、肺循環(小循環)と体循環(大循環)の2循環路がある。肺の出現と関連して、両生類の心房は、静脈洞に接続する右心房と、肺静脈を受ける左心房とに分化する。爬虫(はちゅう)類になると心室内に隔壁が生じ、鳥類と哺乳(ほにゅう)類では左右の心室が独立して肺循環と体循環は完全に分離する。
 血管系の役目は、酸素、二酸化炭素、栄養分、老廃物、ホルモン、抗体などの運搬がおもで、恒温動物では体の各所の温度維持にも役だっている。[川島誠一郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

血管系の関連キーワード胃腔内幕下等動物カリフォルニアロール管理職高等動物連れる内皮カルニチン-アシルカルニチントランスロカーゼ屠体

今日のキーワード

アレルギー

語源はギリシャ語。「変わった(変えられた)働き」です。関係しているのは、人間の免疫システム。免疫は本来、人の体を守る仕組みですが、ときに過剰反応し、不快な症状を引き起こすことがあります。それがアレルギ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

血管系の関連情報