血液の構成成分:細胞成分と血漿

内科学 第10版 の解説

血液の構成成分:細胞成分と血漿(総論1:造血のしくみ)

 ヒトの血液は体重の約1/13を占め,体重50 kgのヒトでは約4 Lある.血液は,赤血球,白血球,血小板などの有形成分と血漿とよばれる液体成分からなる.血漿中には,アルブミンなどの栄養物質,ハプトグロビンなど物質運搬にかかわる分子,免疫グロブリン,補体などの生体防御にかかわる分子,凝固因子など多くの蛋白が含まれる.血漿は凝結すると,細胞成分とともに血餅を形成し,血清が分離される.[松村 到]
■文献
Abboud CN, Lichtman MA: Structure of the marrow and the hematopoietic microenvironment. In: Williams Hematology, 7th ed (Lichtman MA ed), pp35-72, McGraw-Hill, NY, 2006.
Dacie JV, Lewis SM: Practical Hematology, 7th ed, Churchill Livingstone, Edinburgh, 1991.
Kipps TJ: The lymphoid tissues. In: Williams Hematology, 7th ed (Lichtman MA ed), pp73-81, McGraw-Hill, NY, 2006.

出典 内科学 第10版内科学 第10版について 情報

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